承認欲求が強い人が自分の身近にいると対応が面倒だったりと大変ですよね。
時には、承認欲求が強い人のせいでこちらの気持ちが滅入ることもありますし…
この記事では承認欲求とは何か、そして承認欲求が強い人の特徴をお伝えします。
また、承認欲求が強い人のせいであなたの生活が疲れてしまわないよう、承認欲求が強い人との上手な付き合い方を紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
すぐに読める目次
承認欲求とは
承認欲求とは
自分が価値ある人間だと認めたい
自分が価値ある人間だと他人から認められたい
という欲求のことを言います。
そして承認欲求の中には自己承認欲求と他者承認欲求とにわかれます。
前者の「自分が価値ある人間だと認めたい」を「自己承認欲求」
後者の「自分が価値ある人間だと他人から認められたい」を「他者承認欲求」と言います。
この記事における承認欲求とは他者承認欲求について書かせて頂きます。

承認欲求が強い人の特徴
アメリカの心理学者マズローによると、人間の基本的な欲求は以下の5つがあるとされています。
- 生理的欲求
- 安全の欲求
- 所属と愛の欲求
- 承認欲求
- 自己実現の欲求
つまり、承認欲求とは誰にでもある欲求ということです。
これらは「マズローの欲求5段階説」と言われ、承認欲求は人間にとって4番目の欲求となります。
では、承認欲求が強い人とはどのような人なのでしょうか。

自慢話が多い
承認欲求が強い人は、自分が価値ある人間と周りから思われたいため、自慢話が多い傾向があります。
時には自分の自慢だけでなく友人の自慢もして、
「すごい友人がいる私もすごい人」という
まさに「虎の威を借る狐」状態なことをする場合も。
SNSでキラキラした生活を見せたがる
承認欲求が強い人は
注目されたい
すごいと思われたい
という感情がとにかく強いため、SNSが大好きです。
- オシャレな私
- 友達が多い私
- 素敵な彼がいる私
- 料理が上手な私
- 子育てが完璧な私
- 子煩悩な夫がいる私
- お金持ちな私
SNSの世界でキラキラな自分をアピールし、称賛されることで承認欲求を満たされ快感なのです。
また、SNSの世界では嘘・偽りの生活でも見ず知らずの人には分からないため、キラキラな生活を演じたりもします。
マウンティングしたがる
承認欲求が強い人は周りの人に対してマウンティングしたがります。
自慢話だけでは物足りず、あなたを蹴落とすのです。
「私はあなたより価値ある人間なのよ」
と。
人を下げることにより、本来すごくない・大したことでもないことを、まるですごいことかのように見せる。
また、あなたを下げて自分を上げることにより、
「自分はあの子よりすごい人間なんだ」
と自己承認欲求を満たそうとしているのです。
話の主役を奪っていく
「私の場合は〜」
「私だったら〜」
「私も同じことがあって〜」
承認欲求が強い人は、このように誰かが話していた内容の主役を奪い、自分の話へと持っていきます。
自分以外の誰かが会話の中心となっているのが許せないのです。
自分に相談してくれる人が大好き
承認欲求が強い人は、自分に相談事をしてくれる人のことが大好きです。
なぜなら上から目線でアドバイスすることができるからです。
ある意味、見下しているのです。
それと同時に相談の内容によっては自分の方が上であると認識できるので、相談に乗りながらも親身に聞いてはいません。
むしろ快感を得ています。

承認欲求が強い人自身のデメリット
承認欲求が強い人は前述した内容からすると、周りに害を与えるばかりの人に見えます。
しかしながら、承認欲求が強すぎるせいで承認欲求が強い人自身にもデメリットがあるのです。
モチベーションが他人任せ
承認欲求が強い人は評価されないとやる気が出ないので、勉強や仕事・家事などをやる上でモチベーションが他人任せとなります。
その環境にしっかりと褒めてくれる人がいてくれたら大丈夫なのですが、褒めてくれる人がいない環境の場合、雑な作業をしてしまいます。
そのため信用を失うことも。
マウンティングにより人間関係悪化
マウンティングをされても受け流す人ばかりならいいのですが、多くの人がいい気分にはなりません。
友人関係においては対等な関係を築けないと判断され、友達が離れていく原因となります。
職場においても「見下してくる嫌なやつ」と思われ、距離を取られることも。
承認欲求が強すぎると無意識にマウンティングを重ね、人間関係を上手く築けず、悪化することが多いのです。

承認欲求が強い人との付き合い方
自慢話が多かったり、あなたのことを見下すような承認欲求が強い人とは関わりたくないのが本音ではあるでしょう。
しかし職場や学校や家庭など関わらざるを得ない場合もあります。
そのような環境でどのように承認欲求が強い人と付き合っていけば、あなた自身のストレスが減るのかをご紹介します。
とりあえずでいいから褒めておく
承認欲求が強い人はとにかく他者から認められたいので、褒めてもらえるまで自慢話を続けたりマウントを取ろうとしてきます。
ですから、とりあえずでいいので適当に褒めておきましょう。
すると、あなたに害を与えることは減ります。
ただしここで重要なポイントなのが「とりあえず」です。
どういうことかと言うと、
あまり熱心に大袈裟に褒めない。
とりあえず褒める。
ということです。
なぜなら、あまりにも大袈裟に褒めてしまうと、承認欲求が強い人にとっては他の誰から褒められるよりもあなたに褒められることに大きな快感を得るようになります。
結果、あなたにばかり近づくようになってしまうのです。
ただでさえ距離を取りたい相手から気に入られると厄介ですよね。
あくまでも「とりあえず褒める」程度にしておきましょう。
話を本気で聞かない
承認欲求が強い人は自分を良く見せようと嘘が多いものです。
それを信じてしまうとこちらが持ちません。
例えば、SNSではキラキラした生活を演じ、とても素敵な写真や文を載せていることでしょう。
そこと比較して、あなたが
「私は努力が足りないダメな人間」
と自己否定していませんか?
承認欲求が強い人のSNSは信じてはいけません。
そして影響を受けて自己否定する必要はないのです。
話半分で捉えましょう。
どんなにキラキラしたSNSを見ても、話を聞いても
偽りの写真だな
作り話だな
…と、ドラマを見るような感覚で受け取りましょう。
適度に距離をとる
承認欲求が強い人は、話を聞いてくれる人、話を信じてくれる人に近づいていきます。
居心地がいいから当然ですよね。
縁を切ることが不可能な環境であっても、必要事項以外話さないで済むような距離を作ることは可能です。
ですから、徐々に距離を取っていきましょう。
いきなり距離をとろうとしないように気をつけてくださいね。
あなたに距離を取られると気づくと攻撃的になってくるかもしれませんから。
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承認欲求が強い人は意外とどこにでもいるものです。
対処法を身につけてあなたの心が毎日穏やかな生活になるといいですね。
お時間がある時に過去記事
「自己肯定感が高すぎる人の特徴と付き合い方」
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