誰かに嫌われている人
誰かを嫌っている人
どちらが損をするかというと
「誰かを嫌っている人」です。
嫌いな人がいることにより人間関係に疲れている方にぜひお読みいただければと思います。
なぜ人を嫌いになってしまうのか。
そして嫌いな人がいることがいかに損なことなのかを知り、
どのようにそこから脱出すべきか、
人間関係の悩みの解消法をご紹介します。
なぜ人を嫌いになるのか
どうして人を嫌いになってしまうのか。
それはあなたにとって思い通りの…期待通りの行動を相手がとってくれないから。
本当は相手に
「こういう人間であって欲しい」
と期待しているのです。
私に攻撃的な言葉を使わないで欲しい
私にマウンティングをとろうとしないで欲しい
私を裏切らないで欲しい
私を見下さないで欲しい
私にもっと優しくして欲しい
私をもっと認めてほしい
そう期待しているのです。
「きっと期待通りの人間になってくれるはず。変わってくれるはず。変われる人のはず」と…。
その期待を裏切られるから嫌いへと変化するのです。
好きの反対は無関心です。
人を嫌いになっている場合は、まだ相手に対して愛情があるのかもしれません。

嫌いな人がいると損すること
嫌われるのもつらいですが、嫌いな人がいる方が本当は人生で損をしています。

嫌な感情で思考を支配される
誰かに嫌われていても、嫌われていることに気づいていなければ楽しく生きることができます。
例え自分が気われていることに気づいていても、気にしないよう思考をコントロールできれば、その人の人生にとってあなたに嫌われていることは、言い方は悪いですがどうでもいいことです。
しかし、嫌いな人がいる側は、嫌いな人を思い浮かべては嫌な気分になる時間を抱えながら生きることになります。
嫌っている側の方がネガティブになったり、憎しみの気持ちに心を支配されたり…
誰もが平等に与えられている1日24時間なのに、嫌いな人がいる人の方が楽しい時間が激減です。
自己肯定感を下げる
脳は主語を認識することができません。
そのため、あなたが嫌いな人に関する悪口を言ったりすると、自分への悪口として脳は認識します。
自分で自分を否定していることになるのです。
これを日々繰り返してしまうと自己肯定感を下げてしまいます。
自分の声を一番多く聞いているのはあなたの耳。
あなた自身ですから…。
自分の口から自分の悪口を言い、
自分の耳で何度も聞き続けているようなものです。
だからこそ、ストレス発散のためと思って誰かの悪口を言っても、言い終わって一人になったとき、なんだか後味が悪くなるのです。

嫌いな人をなくす方法
誰もが自分の中で嫌いな人を作りたくて作っているわけではないでしょう。
嫌いな人がいない方が楽なのに…
人間関係に疲れきってしまうことがないよう、自分の中から嫌いな人をなくしていきましょう。
人に期待しない
先述した通り、自分が期待した通りの人間性や行動でないと、裏切られたような気分になり、感情が「嫌い」へと移行します。
しかしそれは
勝手に期待して
勝手に裏切られたような気分になり
勝手に怒っている状態です。
最初から人に期待するのはやめましょう。
みんな自分が一番大事。
自分のための行動する。
それが時に人を傷つけることがある。
…これくらい期待しないことです。
自分に対してメリットある行動をしてもらえたときは、今回はラッキーだった…くらいに捉えましょう。
見えない裏側を勝手に想像してみる
あなたに見えている部分はその人の人生の一部です。
性格や、もっている優しさに関しても一部しか見えていません。
嫌な部分ばかりフォーカスしていますが、本当は大きな優しさを持っているかもしれません。
その嫌だと感じた行動の裏にも、もしかしたら優しさからくる行動だったのかもしれません。
あなたへの羨望の気持ちからくる行動だったのかもしれません。
真意は直接聞かない限り知ることはできません。
しかし勝手に想像してみることはできます。
それは無理やりなこじつけのような妄想でいいのです。
実は優しさからくる行動だった
きっと、あなたに嫉妬して仕方ない行動だった
…このようにあなたの心が楽になる意味づけをしてみましょう。
例えば、陰で悪口を言われていることを知ったことが原因で、あなたが相手のことを嫌いになっているとします。
そんなときは
「あの人は私に嫉妬して、虚しい気持ちから自分を守るために私の悪口を言って心の安定を手に入れようとしてしまったのね」
「本当は私のことが好きだから、気になって仕方ないのね」
こうしてあなたにとって都合が良い意味づけをしていくことにより、あなた自身の心を守ることができ、相手への攻撃的な感情が薄らいでいきます。
自分の人生に期待する
思考が暇だと嫌なことにばかり目がいきがちです。
もっと自分にとって有益なことに目を向け、思考を忙しくしてみましょう。
すると、嫌いな人を考えることが馬鹿馬鹿しくなったり、時間がもったいないと考えるようになります。
嫌いな人への執着を手放し、ポジティブなことに目を向けていきましょう。
嫌いな人の顔が頭の中に浮かんでしまったら、自分の趣味のことを考えたり、将来の夢を考えたり、好きな食べ物のことを考えたり…
この思考の中心的テーマを意図的に他にすり替えることを繰り返していくと、思考の癖が変わっていきます。
あなたの思考に嫌いな人の顔が浮かぶ回数も減っていき、「嫌い」という感情もなくなっていきますよ♪
