自分がネガティブだとポジティブな人が羨ましく感じます。
しかし、中にはネガティブな人に対してポジティブの押し売りをする、周りに不快感を与えるポジティブ人間もいます。
今回はあなたの立場が悪くならないよう、且つあなたの心が守れるよう、ポジティブの押し売りをする人の対処法をお伝えします。
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ポジティブの押し売り
「そんなに心配しなくても大丈夫だよ!」
「どうしてそんなにマイナスに考えるの?」
「こういう時は、こうやって考えたらいいのに」
「こういう時は、こう考えるべきだよ!」
「親は絶対にあなたを愛しているよ!」
「あなたは愛されているよ!」
このようなことを言われたとき、ポジティブな考え方を教えてくれた…と受け止められる場合もありますが、場合によっては人格否定されたような気持ちになる場合があります。
なんだか自分の考え方や、その考え方に至った過去の生い立ちを知りもしない人から、ポジティブな自分の考え方を押し付けられたような…。

ポジティブを押し付ける側の気持ち
ポジティブを誰かに押し付ける人というのは、どうしてそのようなことをするのでしょうか。
それは、どのような考えからくる行動なのかによって3つに分けられます。

優しさからくるポジティブの押し売り
聞いてもいないのに、とにかくネガティブからポジティブに変わる方法をいくつも伝えてくる人…
あなたにとってはポジティブの押し売りに聞こえても、相手からすると本当はあなたの幸せを願っての優しさからくる行動かもしれません。
このような人は、以前はマイナス思考だった人が多いです。
マイナス思考改善トレーニングを頑張った結果、ネガティブな考え方をポジティブな考え方にする思考に変えることができたとき、現在マイナス思考の人を助けたい…という気持ちにかられることがあります。
マイナス思考の自分に気づき、プラス思考になりたいという願望があるにも関わらず、うまくいかなくてもがいている人を見ると、自分が過去にそうだった分、気持ちが痛いほど分かるのです。
だからこそ自分の経験を語ることによって、誰かのマイナス思考改善の手助けになって欲しいという気持ちが前のめりになり、あなたに対してポジティブを押し売りしているのかもしれません。
しかし、あなたにとって押し付けがましいと感じるのであれば、ありがた迷惑ということになるでしょう。
本当はポジティブではない人のポジティブの押し売り
自分がポジティブであることをただ自慢したいように聞こえるポジティブの押し売り。
このような人は本当はまだ心の中でネガティブな部分が多く、自分に自信がないのです。
「私ははこんな風にポジティブに考えることができるようになったの。すごいでしょ?」
と言いたいだけ。
自分はポジティブで人として優れている
というように、あなたより優位に立ちたいという気持ちからポジティブの押し売りをする人がいます。
ネガティブな生き方を知らない…無知による攻撃
両親に心から愛され愛情表現を受け取り、自己肯定感が強く、ポジティブに生きてこられた人…
このような、親からの愛情を疑ったり、大きな裏切りに遭うことなくネガティブな生き方を知らない人は、ネガティブな考え方をする人が理解できない人もいます。どうしてそのような考え方をするのか、不思議なのです。
逆の立場で考えると、ネガティブな生き方をしている人は、心の底からポジティブで生きられる人の思考回路が羨ましくもあり、理解できないことがありますよね?
自分が生きてきた道以外は、想像はできても、細部まで理解することはできません。
そして
「理解できないな」
…というところで終われば良いのですが、攻撃する人がいるのです。
それがこのタイプ。
親からの愛情不足を感じるような家庭環境で育ち、自己肯定感が低かったりマイナス思考になった人に対して
「親があなたを愛していないわけがない」
「親に愛されているのだから、親孝行するのが当然」
このような言葉で攻撃するのです。

ポジティブの押し売りを受けたときの対処法
ポジティブの押し売りをする側の気持ちが優しさからくるものなのか、あなたより優位に立ちたいからなのかによって対処法が違ってきます。
しかしながら、まずは全ては優しさからくるものとして聞くことによって、あなたの成長に繋がるので、まずは
「おそらく優しさからくるものであろう」
…という気持ちで聞いてみてください。
そして優しさからくるものと結論が至った場合は、まずは感謝してみてください。
その後、下記対処法を試してみてください。
自分の勉強材料探しとして聞く
ネガティブな人にとって、ポジティブな人の考え方は勉強になります。
ポジティブになる方法、マイナス思考改善方法を参考にしてみましょう。
それだけでなく、同じ状況に置かれたとき、ポジティブな人はどのような受け取り方をするのか…そのような視点でも相手を見てみましょう。
今まで自分の思考の癖では考えられなかった受け取り方を見ることができ、「このような状況になったとき、こうやって考えればイライラすることがなくなるのか…」
…というように、あなたに感情の選択肢が増え、イライラする時間が減る心の成長へと繋がります。
表向きと心の中を使い分ける聞き流すスキル
どんなに細部まで真剣に聞いても、勉強材料として何も得られそうにない、これはただのマウンティングだ
…という判断に至った場合は、あなたの苦痛を取り除くことに注力しましょう。
表向きはあなたの立場が悪くならないように…
心の中はあなたのメンタルを守るために…
以下の対応を試してみてください。
表向き対応
- 笑顔で聞く
- 「すごいですね!」「羨ましいです!」と、相手が求めているであろう相槌で応える
職場など関わらざるを得ない環境の場合はこの対応でかわしましょう。
人より優位に立ちたいという人に、優越感を味わわせることは心外ですが、職場なので割り切る気持ちも必要です。
あなたが不快であることを分かるように表現したところで、あなたにとって得なことはありません。
本当のポジティブな人でないということは、あなたを攻撃することもありますから。
心の中の対応
あなたの心の中はあなたのもの。
この状況を笑顔と相槌で乗り切るたびにストレスにならないよう、どう思ってもあなたの自由ですから、心の中はこう思いましょう。
「私はあなたのような偽ポジティブにならないよう、反面教師として勉強させてもらいますね♡」
あなたの気持ちが楽になりますよ♪
もし、このような人と接する場が職場など関わらざる得ない環境以外の場合は、冷たい対応で遠ざけても大丈夫です。
あなたの人生において、あなたを攻撃する人は不要ですから。
その時は、苦手な人を遠ざける勇気をもってみましょう。

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