自己肯定感を上げたいと
「自己肯定感を上げる方法」
をインターネットで検索。
色々な方法を試して効果はいかがでしょうか?
自己肯定感が低いと生きづらいですよね。
だから自己肯定感を上げましょう。
…という話を私もいくつかの記事でお伝えしています。
しかし自己肯定感を上げたいと頑張りすぎると逆効果になることもあります。
せっかく生きやすくするために自己肯定感を上げる方法を実践しているのに、やり方次第ではそれがあなたを追い詰めることがあるのです。
この記事では、自己肯定感を上げたいと頑張りすぎると何故危険なのかをお伝えします。
それと共に、どのような考え方をすると自分を追い詰めすぎないで自己肯定感を上げられるかをご紹介しますので、参考にしてくださると嬉しいです。
自己肯定感が低いと起こり得るデメリット
自己肯定感とは自分の存在そのものを価値あるものだと認めることをいいます。
欠点があっても、それも全て自分だと受け入れ認められるのです。
では、この自己肯定感が低いとどのようなデメリットがあるのでしょうか。
人と比較してしまう
- 自分はあの人より貧しい
- 自分はあの人より美しくない
- 自分はあの人より仕事ができない
- 自分はあの人より幸せではない
人と自分を比較し、自分が周りより劣っていると感じる。
逆に自分の自己肯定感の低さを埋めるために、自分より低いと思う人を探し出して比較することも。
それは、自分より低いと思う人に対して上から目線な言動をとり、自分の価値を確認。
マウンティングをすることが目的なのです。
人に依存してしまう
自己肯定感が低い人は、自分で自分のことを認めることができないため、他者からの評価で自分の価値を認めてもらい安心しようとすることがあります。
例えば恋愛において、女性関係や金銭で問題が多い男性と交際していたとして、周りからどんなに別れるべきと説得されていても、自己肯定感が低い人はなかなか別れることができません。
その男性から「愛しているよ」と言われたり優しくされると、例えそれが気持ちがこもっていない言葉や行動でも、それによって自分の価値を確認しているのです。
そのため、こんな人より劣っている私を好きでいてくれる人はこの人以外いるわけないと決め付け、ズルズルと別れることができなくお付き合いを続けてしまうのです。
自分にはできないと決め付けてしまう
どうせ私には無理
私にはもったいない
自己肯定感が低い人はやる前からこのように決め付ける傾向があります。
実際にはできることでも自己評価が低いため、できないと決め付けてしまいます。
せっかくのチャンスもチャレンジすることなく無駄に。
何でもネガティブに捉えてしまう
同じ出来事が起こっても自己肯定感が低い人は物事をネガティブに解釈します。
よく出る例え話ではありますが、
コップに入っている水を見た時
自己肯定感が高い人は「こんなにも水が入っている」とポジティブに捉える。
しかし、自己肯定感が低い人は「これだけしか水が入っていない」とネガティブに捉えます。
本当は自分の環境が周りから見て幸せな環境でも、自己肯定感が低い人は自分の足りないものばかりに目を向けます。
その結果いつまでも幸せを感じることができません。

自己肯定感を上げると得られるメリット
自己肯定感を上げたいと頑張りすぎると危険であることは確かですが、しかしながら自己肯定感を上げることにはメリットが多くあります。
他人との意見の違いを受け入れることができ、人間関係良好
自分の意見と違う意見を言われると自己肯定感が低い人は「否定された」と捉えがちです。
しかし自己肯定感が強い人は、自分の意見と違っても否定されたとは捉えません。
「そんな意見もあるんだ!」と新しい発見として捉えたり、
「私とは違うけど、そういう意見もあるよね」と相手の考えを尊重し受け入れることができます。
結果、人間関係も良好に保つことができます。
自分の弱みも受け入れることができる
自己肯定感が高いというのは、自分の短所や弱みを無理矢理ポジティブに変換するということではありません。
「短所や弱みを持っているのも自分」
「短所や弱みを持っていてOK」
このように自己肯定感が高い人は自分を丸ごと受け入れることができます。
人の評価を気にせず新しいことにチャレンジすることができる
人に評価されたい
人に認められたい
…という他人からの評価を気にしません。
周りの意見で自分がやるべきことを決めないのです。
自分がやりたいかどうか
それだけです。
よって、チャレンジする前から失敗したらどうしよう。恥ずかしい。という考えから足踏みする自己肯定感が低い人と違い、とりあえずチャレンジします。
チャレンジして、例え周りから見て失敗という結果になっても、そこからまた失敗を糧に新たなチャレンジをすることができます。
自分の意見を持ち人生を楽しむことができる
自分ならできる!
自分なら大丈夫!
失敗しても大丈夫!
自分がやりたいことは何か。
自分で自分のことを大切にできているため、自己肯定感が高いと自分主体で人生を楽しむことができます。

自己肯定感を上げたい気持ちが逆に自分を追い詰める
自己肯定感は上げた方がいい。
でも頑張りすぎると危険です。
それは何故でしょうか。

自己肯定感を上げたいと多くの方法を試してしまう
自己肯定感を上げるためのトレーニングは、即日結果が出るものではありません。
少しずつ無理のないようなトレーニングを長く続けることが大切です。
しかし、一つの方法を試しても、すぐに結果がでない。
すると頑張り屋さんが多い自己肯定感が低い人は、次から次へと新しい方法を試してしまう傾向があります。
とにかく勉強ばかり。
自己肯定感を上げる新しい方法はないか。
次から次へと新たな方法を見つけ出してきます。
そしてやらなくてはいけないトレーニングが1日の中にてんこ盛り。
疲弊してしまうのも無理もありません。
自己肯定感を上げたいのに効果に気づけず自己否定
自己肯定感を上げる方法を試してもすぐに結果が出ないことに焦りを感じると、自己肯定感が低い人は
- 「やっぱり私には無理だ」
- 「私はとことん自己肯定感が低いネガティブ人間だから変われないんだ」
- 「みんなはこの方法で自己肯定感を上げているのに、何故私にはできないの?」
…と自己否定することが。
実際に効果はないのでしょうか?
本当は少しずつ効果が出ているにも関わらず、気づけていないだけではないでしょうか?
自分に厳しい。
もともと自己肯定感が低い人が持っている特徴。
それが顕著に出てとことん自己否定してしまいます。
過去記事
「頑張りすぎる人の心理」
もぜひ参考にしてみて下さい。
自己肯定感を上げたい気持ちとの疲れない向き合い方
自己肯定感を上げたいと思った理由は人それぞれでしょうが、行き着く先は「生きやすくなりたいから」のはず。
その自己肯定感を上げる方法があなたの心を疲弊させてしまっていては本末転倒。
これから生きやすくなるために、自己肯定感を上げたいという気持ちと向き合い直してみましょう。
一つの方法を長く続けてみる
一刻も早く自己肯定感を上げたいからといくつもの方法を同時進行すると思考が忙しくなり、自分と向き合うことが疎かになります。
そしてどれも効果がないような気がしてきませんか?
継続する必要がある思考改善トレーニングなのに、効果がないような気がしてしまうと継続することが馬鹿馬鹿しくなってしまいます。
ではどうすればいいか。
まずはあなたにとって無理のないと思える簡単な方法から取り入れ、それ一つのみに集中してみて下さい。
他の方法が気になっても、そこはスルー。
今までやってきた方法のみを満足いくまで継続してみましょう。
一つの方法に集中すると効果を感じやすくなります。
また、たくさんの方法を同時進行していた時と比べて、心のゆとりができます。
やりたくないことをやめてみる
自己肯定感を上げるための思考改善トレーニングだけでなく、生活の中でやめたいのに続けてしまっていることをやめてみましょう。
- 一人反省会
- 愚痴を言うこと
こんな突然自己肯定感が低い生活から脱却するためのやめたいことでなくても大丈夫。
例えば
- お菓子をたくさん食べてしまうこと
- 家に帰ったら服を脱ぎ散らかしてしまうこと
- 夜更かしをしてしまうこと
- 気分が乗らない予定を入れてしまうこと
こんな些細なことからでいいのです。
すると自分の本音と向き合うことができます。
そして正直に生きている自分が愛おしくなってきます。
自分を大切にできている自分。
その実感が強く湧いてくるのです。
過去の自分と比較する
自分より自己肯定感が高い人。
自分より人生を楽しく生きているように見える人。
人と比較するのはやめましょう。
成長できているかどうか。
それは自分自身の過去と比較するのです。
例えば昨日の自分。
昨日の自分は5回も自己否定してしまったのに、今日は4回で済んだ。
例えば1ヶ月前の自分。
1ヶ月前の自分は1日に10回も自己否定していたのに、今日は4回だけで済んだ。
このように過去の自分と比較すると成長していることが明らかに分かりやすくなります。
自分の成長は自分では分かりにくいものです。
もっと自分の成長に目を向け、自分を褒めてあげましょう。
それが自己肯定感を高めることにも繋がりますよ。
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頑張りすぎないように。
そしてあなたの人生が生きやすくなりますように。
